【復刻版 さきたま新聞ブログ】ローズ
2010年3月9日
*ローズThe Rose/1979年米映画
雪が降った
春の雪。またまた降りました。今日の午後は、珍しく自室に籠もってパソコンに向かっていたのに、気がついたらぐっすり、熟睡していました。電話のベルで起き出して、ドアを開けたら、「あれ」、予報通りに降ったのですね。道理で外が静かだったわけです。
雪が降るといろんな昔の事を思い出します。そうそう土曜日の朝日新聞「Be」版の「雪の降る町を」の読み物もとっても良かったなあ。
子どもの頃からよく歌っていたこの歌。テレビドラマが生録りだった頃、最後にどうしても時間が余って、急遽その穴埋めのために即興でその場で吉田喜直が作曲して、歌詞をつけて歌われて大ヒット、その後手直ししたといういわれの曲ですって。フィンランドの監督が偶々聞いたこの曲を気に入って、映画のラストに流す曲に即決したそうです。歌詞の意味がわからなくても、その心が伝わって今日蘇った名曲。
雪には何か人の心に訴えるものがあります。
そして、もう一つ。
ベッド・ミドラーの「ジプシー」
週末にベッド・ミドラーの「ジプシー」という映画を観ました。人から貰ったビデオの山の中にあったモノですが、心に残りました。ジプシー・ローズという伝説のストリッパーの伝記を元にした作品です。歌が上手いなあ。
そして思い出したのが、やはり彼女が演じた「ローズ」。こちらはジャニス・ジョプリンを描いた作品。薄幸の名シンガーをソウルフルに演じていました。ずっと歳をとってからジャニスの評伝も読んだものです。切なかったな。
なんだか祈りたくなるような夜です。下は「ローズ」のテーマ曲。ちょっとこなれていないけど。懐かしいな。
ローズ
人は言う 愛は川だと
ひ弱な葦を押し流す
人は言う だからだよ
心がいつまでも疼くのは
人は言う 愛は飢えだと
終わりのない痛みだと
でも…私には愛は花
あなたはただその種
心は壊れることを怖れ
踊りを覚えようともしない
夢は目覚めるのを恐れ
運を試そうともしない
人は縛られることを嫌い
与えようともしない
魂は死を恐れ
生き方を大切にしない
夜が寂しすぎた時
そして、道が遠すぎた時…
あなたは思う
愛はツキだと…
仕方がないものだと
でも会うの 冬の最中に
冷たい雪の下に
種は太陽の愛を待ち
春にはバラを咲かす……